ぐんま総社 こけしの故郷 応援プロジェクト
ぐんま県まえばし市は全国的にも有名な冬に『空っ風』が吹きます。
とても乾燥した寒い風ですが、この『空っ風』がこけしの材料である
木材の乾燥にとても適していた為、伝統工芸品であるこけしが、
この地で多くつくられるようになったと言われています。
昭和30〜40年の頃は県内外 観光地でも多く販売されていました
が、現在は外国人観光客にむけての販売が主流となり、日本のお土産として大変喜ばれております。
こけしは大きく分けて、東北の『伝統こけし』とその技術を応用し、
ここ群馬県でつくられるようになった『近代こけし』があります。
伝統こけしはロクロを使い一つの木材を削りだし、頭と胴体をつくるために人間でいう首の部分を削り込んで行く技法で仕上げていきます。
近代こけしは首と胴体を別行程にてつくり完成させることにより
さまざまな形、表情等々が表現出来るようになりました。
また頭と胴体を別行程で製作することで材料の無駄が少なくなり
より可愛らしい商品がより良い価格で流通するようになりました。
しかし、現在 他の伝統工芸品と同じく 次世代の後継者問題が深刻で、特にこけしの形をつくる職人『木地屋』が高齢で需要と供給の
バランスが崩れつつあります。
外国から木地を輸入・加工したところ、先にも記載しましたが
『空っ風』は絶大な効果があるようでなかなかうまくいきませんでした。
私たちはそこで、日本を代表する工芸品である ぐんまのこけしを
後世までつなげることを目的とした
『ぐんま総社・こけしの里 応援プロジェクト』を立ち上げました。
わたくし共は『こけしの里のぐんま総社』の観光地化を目指し、
後世に伝えていくために一緒に頑張ってくれる人を探しています。
観光地として行くためにどうしたらいいものかと考えも纏まっていないのが
現実ですが.. とにかくJR上越線 高崎から4つ目の駅 『群馬総社』
を中心とした、『こけしの里 ぐんま総社』を外国人観光客を呼べるような観光地にしたいのです。